パグは犬の中でも飼いやすいといわれています。しかし、その情報を鵜呑みにして、ろくに調べずに飼い出したら後悔します。パグに限らず犬を飼うということは、10年くらいの命を預かること(愛犬の老化、前兆について振り返ってみた)。それ相応の覚悟がなければやめた方がいいです。もちろん、うまく暮らしていければ人生観が変わるくらいの体験が待っています。ということで、これからパグを飼おうとしている人へ1点だけアドバイス。パグはとっても臭(くさ)いので頭に入れておいて下さい。
毎日ウェットティッシュで拭く
そもそも臭い原因は何なのか? 一番は鼻の上にあるしわが関係しています。
子犬の頃はそんなに臭いにおいはしていなかったと思います。やはり人間と同じで年をとってくると加齢臭のようなものがあるのでしょう。それでも、子犬の頃から鼻の上にあるしわの間からは臭いにおいを発していました。
しわの間には皮脂がたっぷりつまっています。最低でも1日1回、寝る前にウェットティシュで拭くようにしています。ウェットティシュが触れた部分は黒くなるので、ある種の達成感があります。ただのティッシュも試したことはありますが、拭いた時に出るカスがしわの中に残ってしまうのでやめました。
拭いた後はご褒美の牛乳
やり初めは嫌がって逃げるのでうまくいきませんでした。ちょっとしたコツがあります。
・頭の上の毛を後ろに引っ張って、しわの間を露出させる。
・拭いた後はご褒美に牛乳をあげる。
昔は犬や猫を運ぶ時、背中の皮膚をつかんでつまみあげたりする光景を見かけました。さすがにいまはそんなことをする人はいないと思いますが、そのくらい犬の皮膚は伸びるのです。この特性を利用して、しわの間を拭きやすい状態にしてから行うのです。
もちろん、慣れない内はすぐに逃げてしまいます。そこで、拭き終わったら大好きな牛乳がもらえると愛犬に関連付けさせたのです(愛犬は人間用の牛乳が大好き)。
殺菌・除菌は大切
後は体が臭いとか、部屋や犬が触れたベッドが臭いとかあると思います。例えばベッドは毎日洗えばにおいはとれますが、あまり現実的ではありません。僕は基本的に1週間に1回しか洗いません。むしろにおいよりは、ベッドに付いている菌の方が気になります。だから晴れた日は殺菌目的で外に干します。ちなみに干しただけではパグの臭いにおいはとれません。
パグはくさかわいい
どうしても気になるなら消臭スプレーを常備しておけばいいでしょう。でも、臭い部分を含めて全部が愛おしいのです。「パグはくさかわいい」なんて表現されたりします。この感覚は実際に飼ってみないとわからないでしょうね…。